【家庭や職場でのストレス】苦手な人、嫌いな人との付き合い方は?

学校や会社、楽しみたくて入ったサークルなど、どんな場所でも人付き合いというのは、苦労するものです。

話が合う人、好みや雰囲気が近い人とは割とうまく付き合えるのだけど、ふと、普段話さない人や自分とタイプが違う人に声をかけなきゃいけなくなった場合、

「どうしよう、どうやって話しかけようかな?」

とつい考え込んでしまいませんか?

もしくは、

「あの人は私のこと苦手だと思っているに違いない」

と思い込いこんでしまい、余計に話しかけづらい空気を作っていませんか?

人とは不思議なもので、”見えない空気を読む”性質があります。それがつい、人と人との関係を複雑にしてしまうことが度々あるのです。そして周囲の人たちの噂に惑わされ、「あの人○○らしいよ」の一言で潜入感を抱き、余計にコミュニケーションが取りづらくなってしまう状況に陥ってしまいます。

人が生き続ける限り、人間関係の問題は無くなることはありません。ですが、この問題は深く考えれば考えるほどこじれてしまい、ややこしくなります。気にしすぎると、自分自身によくありません。

私自身も以前、ものすごく周りの目や気持ちを気にするほうでした。自分のちょっとした発言がみんなの気にさわるような気がして、全くコミュニケーションがとれませんでした。ところが今は、物怖じせず誰とも話すことが出来ます。

なぜこんなに変われたかというと、私自身の考え方を変えることができたからです。

考え方をちょっと変えると、周りの見方も変わってきます。

物事の考え方を変える大切さ

セルフイメージ 変える

家庭や職場で様々なストレスを抱えて生活していると、親しい人に愚痴や不満を言いたくなると思います。ここではその不満や愚痴を言わず、その人に感謝をするという一見”アホか”と言いたくなる方法ですが、アホではない理由と方法を説明します。

人間は不満や愚痴は言うだけでもストレスが余計に積もってしまいます。スッキリするのはその時だけで、何の解決にもなりません。不満や愚痴を聞く相手も、ストレスがたまりお互いにマイナスの影響を受けてしまいます。

不満や愚痴を「一つ勉強になった」、「自分の為になる経験をさせてもらった」と感謝をすることでストレスのかかり方はだいぶ違います。物事の考え方を変えるように、ストレスも考え方一つで負担の大きさが変わってきます。

家庭や職場でストレスを強く感じ、不満に感じた時、「そういう考え方もあるという良い勉強になった」や「今後の自分のためになる経験をさせてもらった」と前向きに考えるようにします。例えば、自分の悪口を言われて、ストレスを感じたとしても「そういう考え方をする人と出会い良い勉強になった」と思うようにします。相手に腹を立てるよりも感謝をすることでストレスも軽くなるし、長い目で見ると人生も変わります。

私のストレスがかかる場所は職場で、主に忙しい時間帯に上司から指示や教授を受けた時です。そんな時は「他人である自分の為にわざわざ手間をかけてくれた」と感謝をするようにしています。自分を悪く言われた時も「こういう考え方をする人と出会えて一つ勉強になった」と思うようにしています。そうすることで相手へかかえる不満も軽減することができました。

相手と直接話して改善をする事でなければ愚痴や不満は考えていても無駄であるため、考え方を変えて、感謝をすることで、ストレスを軽減させることが大切です。生活の中でストレスは避けられないものですが、不満から感謝へと考え方を少し変えるだけで気持ちがラクになりストレスがだいぶ減ると思います。

感謝をするといってもストレスの内容によりとらえ方の違いもあります。例えば相手と話し合う必要がある内容であれば真剣に向き合う必要があります。ですが話し合うことのないストレスは抱えていても無駄なため、不満から感謝に捉え方を変えることで、ストレスを軽減できます。

ぜひ明日からストレスを感じた時、何かに不満を感じた時に「一つ良い勉強をさせてもらった」と感謝をしてみて下さい。生きる世界が変わってくると思います。

世界的心理学者「アドラー」もこのようなアドバイスを言う

人間関係 良くする

アドラーは、「人間のすべての悩みは対人関係に起源する」と明言しています。

つまり”自分の中だけで解決する悩みなど存在しない”ということです。我々の悩みはすべて他人がいるからこそ発生する悩みなのです。そのため、悩まない自分であるためには『他人への解釈を変えること』が根本的な解決策だと言います。

物事の見方が変われば、人の思考や行動は変わります。by アドラー

人間には”自分が価値ある存在”でありたいという本能がもともと備わっているため、他人からの評価を求めようと欲します。これを「承認欲求」と言います。

しかし他人の評価を気にするほど、自分と他人を比べてしまい、劣等感やコンプレックスが強くなります。その結果、心が窮屈になっていき、不自由のスパイラルに陥ります。

そのような状況を打開するため、アドラーは「課題の分離」という考え方を提唱しています。

自分に対する他者の評価や信頼は「他者の課題」であり「自分の課題」ではないと解釈するのです。by アドラー

簡単に説明すると、

課題の分離とは、

  1. 自分がコントロール可能なこと(自分の課題)
  2. 自分にはコントロール不可能なこと(他者の課題)

を明確に分けるスキルです。

たとえ、自分に対する他人の評価がマッチしていなくても、それは自分の課題ではないと解釈し、自分の課題だけに集中して取り組んだり、考え込んだりするだけで良いという考え方です。

そうすることで、他人によって、自分の気持ちや行動が左右されない”自由”が手に入ります。その結果、あなた本来のスキルが最大限に発揮され、他人から自然に評価され始める「正のスパイラル」は生まれるのです。

ベストセラー本「嫌われる勇気」(アドラー心理学)

人間関係に悩んだら

皆さんも一度は書店で目にしたことがあるでしょう。2016年大ヒット本「嫌われる勇気」。

一見、”嫌われる勇気って他人に嫌がられる行為をすることでしょ?”と誤解してしまいがちですが、そうではありません。また私は、「どうせ周りを気にせず自分の信念や正しいと思った道を歩みなさいという内容でしょ?」と読む前は舐めていました。しかし、実際は半分正解で半分間違い、というか、そんな単純な論理展開はされていませんでした。

先ほどの話に戻りますが、アドラーは他人の評価によって「承認欲求」を満たすために生きるのではなく、自分が幸せになれる生き方を実現するために何をすべきかと言う「自己指針」を人生の軸にして生きよと推奨しています。

他人の評価なんて十人十色。全ての他者から評価してもらうために立ち振る舞うのは「不自由の極み」であり、物理的にも不可能です。by アドラー

とは言っても、人間の承認欲求は本能であるため、この欲求が満たされないとは苦しいものです。そこでアドラーは、自分の価値を実感するために「共同体感覚」を持てと推奨しています。

共同体感覚とは「自分は世の中に貢献している」と実感することを言います。そして、この共同体感覚を実感するためには「他者貢献」を持って生きよと提言しています。人間にとっての自己実現とは「他者に貢献できる自分になること」です。つまり、共同体感覚を持つことで、結果的に承認欲求が満たされ、人間の欲求の中で最も上位である「自己実現」も達成します。

ここでも意識的に「承認欲求」を求めないことがポイントです。アドラーは人間をランク付けしたり、上下関係をつけるのではなく、常に対等な感駅で見る、

『全ての人間関係を「横の関係」にする』

ことを提唱しています。そうすることで、承認欲求を意識することがなくなり、純粋に他者貢献や自己実現に向けて行動することができます。

さらに詳しくアドラーのコミュニケーション論を知って、人間関係を良くしたいと少しでも思った方は是非読んでみてください!ある哲学者と青年の対話形式で話が進められており、非常に読みやすいです。心が軽やかになりますよ↓

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